掲示という使い方

暑さ指数に関する検索のなかで、保育園や学校からのものには「掲示」という言葉が繰り返し出てきます。これはアプリでは代われない使い方です。園庭に出る判断は、担任だけでなく、その日の応援に入った職員も、迎えに来た保護者も、同じ数値を見て共有している必要があります。

一枚の紙が向いているのはそこです。全員が同じものを見られること自体に意味があります。

段階と外遊びの目安

日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」の区分に沿った目安。園の方針が別にある場合はそれに従ってください。
暑さ指数段階外遊びの目安
25℃未満注意通常どおり。水分補給の声かけは続ける。
25〜28℃警戒日陰を選び、時間を短めに。合間に休憩と水分補給。
28〜31℃厳重警戒日なたでの活動はしない。短時間、日陰のみ。
31℃以上危険外遊びは中止。室内での活動に切り替える。

運動やプールを含む活動の判断には、日本スポーツ協会の運動指針のほうが直接的です。 熱中症予防運動指針の読み方にまとめています。

子どもの条件は大人と違います

同じ園庭でも、子どもが受けている条件は大人が感じているものより厳しくなります。

  • 地面に近い。アスファルトや砂からの放射を強く受けます。身長1メートルの高さは、大人の顔の高さより数℃暑いことがあります。
  • 体重あたりの表面積が大きい。外から熱が入ってくる速さが、体の大きさに対して大きくなります。
  • 汗の機能が未熟。乳幼児では発汗による調節が大人ほど効きません。
  • 自分から言いません。遊びに夢中になっている子どもは、暑さを訴えません。

判断の手順は保育園・幼稚園の暑さ指数と外遊びの判断、しきい値が下がる理由は子どもの熱中症と暑さ指数の目安にあります。

数値の出どころを書いておく

掲示に一行、その数値がどこから来たのかを書いておくことをおすすめします。「環境省の公表値」「園庭で測定」「推定値」では意味が違い、あとから振り返るときにその区別が要ります。

気温と湿度の組み合わせから一覧できる表が必要ならWBGT値早見表、その場の条件で計算するなら暑さ指数の計算ツールへ。