一日の流れとしての判断

外遊びの可否は、朝に一度決めて終わりにはなりません。数値は午前と午後で動きます。

  1. 朝の受け入れ時。予測値でその日の見通しを立てる。厳しい日なら、この時点で活動の計画を組み替えるのが一番確実です。
  2. 掲示する。その日の数値と、園としての判断を一枚に。職員も保護者も同じものを見られる状態にします。掲示ボードを作る
  3. 外に出る直前。実況値または園庭の実測値で確認する。予測から動いていることがあります。
  4. 午後にもう一度。午前中は警戒でも、午後は厳重警戒に入る日があります。
  5. 途中でも切り上げる。顔が赤い、汗が引かない、動きが鈍い。数値ではなく子どもを見て決める場面がここです。

園庭は公表値より厳しい

公表されている地点の値は、その地点の条件です。園庭の条件ではありません。

同じ敷地の中でも差が出る要因。
要因効き方
地面の材質アスファルトや砂は放射熱が大きい。芝や土は小さい。
日なたと日陰黒球への日射が変わるため、暑さ指数で数℃の差になります。
風の通り方建物に囲まれた園庭は風が入らず、条件が悪くなります。
高さ子どもの身長では、地面からの放射をより強く受けます。
遊具金属やプラスチックの表面は、直射日光でやけどの危険がある温度に達します。

最後の一つは、暑さ指数とは別の危険です。すべり台や鉄棒、ベンチの表面は、気温が30℃でも直射日光の下では 50℃を超えます。使う前に手の甲で触って確かめてください。

子どもの条件

しきい値が下がる理由は生理的なもので、気合いや慣れの問題ではありません。

  • 地面に近い。身長1メートルの高さは、大人の顔の高さより暑いことがあります。
  • 体重あたりの表面積が大きい。外から熱が入ってくる速さが、体の大きさに対して大きくなります。
  • 汗の機能が未熟。乳幼児では発汗による調節が大人ほど効きません。
  • 言いません。遊びに夢中な子どもは暑さを訴えません。大人が見て判断するしかありません。

詳しくは子どもの熱中症と暑さ指数の目安

段階ごとの目安

日常生活の指針に沿った目安。園の方針が別にある場合はそれに従ってください。
暑さ指数外遊び
25℃未満 注意通常どおり。水分補給の声かけは続ける。
25〜28℃ 警戒日陰を選び、時間を短めに。合間に休憩と水分補給。
28〜31℃ 厳重警戒日なたでの活動はしない。短時間、日陰のみ。水遊びなどに切り替える。
31℃以上 危険外遊びは中止し、室内での活動に。

運動会の練習やプールなど、強度の高い活動については運動指針のほうが直接的です。そちらは31℃以上で運動は原則中止、とくに子どもの場合は中止すべきと明記されています。